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不動産仲介の仕組み

不動産の売買において、戸建てやマンションなどの売主は、主に不動産業者に媒介を依頼することが多いようです。
依頼された業者を「元付業者」と呼びます。
「元付業者」は、自社のWebサイト・情報サイトなどに物件情報などを掲載して不動産を購入してくれるお客さんを探しています。不動産の情報誌に掲載したり、折込みチラシなどで告知することもあります。時には「オープンハウス」を週末に行うこともあります。
そして、広告などを見た買主が物件の購入を決断し、晴れて成約となった時は、「元付業者」は売主・買主の双方から仲介手数料を貰います。これを、両手といいます。
また、買主が別の不動産会社(客付業者)に仲介をして貰い購入した時は、買主の仲介手数料はその不動産屋さん(客付業者)に支払われて、売主の仲介手数料が「元付業者」に支払われます。これを片手といいます。
上術のような仕組みで、売買における不動産仲介は行われるため、売買を中心に営業している不動産業者は、自身が売却を依頼されている不動産(自身が管理している不動産)を優先的に販売しようとするのです。
また、不動産の賃貸においても、売買と同様の仲介の仕組みがあります。
賃貸物件を管理している不動産業者がその物件を仲介すると賃貸仲介手数料は「両手」、他社が管理する賃貸物件を仲介した場合は「片手」といった具合です。
このことから、賃貸系の不動産業者は、自社管理物件が多い方が仲介手数料を多く手にすることができるため、地域に根ざす傾向が強いのです。
具体的にいうと、福岡でも人気の鳥飼エリアの賃貸物件を仲介することが多い不動産業者は、鳥飼に拠点を構え、地主さんと仲よくなり、鳥飼の管理物件を増やす方が、仲介手数料を多く手にすることができる訳です。
話は売買に戻りますが、主に、客付業者は、担当者自身が「ホームインスペクター」になるか「外注するか」かのどちらかが、いずれ必須になるといわれています。
ちなみに日本ホームインスペクター協会のWebサイトによりますと、ホームインスペクターによる「住宅診断」は30坪程度でも、だいたい2〜3時間かかるようです。
今は、客付業者で内見に2〜3時間かけて、物件の瑕疵を探してくれる不動産会社は福岡には、ほぼ無いといってもよいでしょう。
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